1984-05-10 第101回国会 参議院 法務委員会 第6号
それから一方、私どもも一人一人いわばしらみつぶしのように調べたわけではございませんが、その沖縄の無国籍児問題を取り扱っておられますのに沖縄の国際福祉相談所というのがございまして、そのやっておられます瀧岡さんという方が衆議院の審議の段階で参考人としておいでいただきましたけれども、その方は自分の把握するところでは成年に達した無国籍児はいないのではないかというふうな御見解でございました。
それから一方、私どもも一人一人いわばしらみつぶしのように調べたわけではございませんが、その沖縄の無国籍児問題を取り扱っておられますのに沖縄の国際福祉相談所というのがございまして、そのやっておられます瀧岡さんという方が衆議院の審議の段階で参考人としておいでいただきましたけれども、その方は自分の把握するところでは成年に達した無国籍児はいないのではないかというふうな御見解でございました。
この人々のきょうまで経験された苦労というのは、先日、瀧岡参考人がここの委員会に来られて具体的に述べられた中身として私たちは聞き知っているところなんです。
極めて形骸化した外国籍であって、生活の実態は、しかし日本人であり、日本人の心を持って生活していると瀧岡参考人も強調されていたところなんです。沖縄の場合は、その実態から申しまして、無国籍、外国籍、それぞれの人たちはともに今ここに挙げているようなケースについては日本国籍のない者として取り扱うことが必要だと思われますけれども、いかがでございますか。
この瀧岡さんの陳述を見ましても、一人で大体十二、三万から十五万くらいかかる、これは一般的にどうか知りませんが、そうおっしゃっているわけですから、かかるわけでしょう。そうすると、一人じゃない二、三名いる人は大変ですね、母子家庭とか、ただでさえ生活にそう楽じゃないと思われる方々がいらっしゃる。そういうことと、さらに窓口に提出をしなければいけない書類は現在どういうものがあるのですか。
それと、瀧岡さんの陳述の中でも最も主張しておられるのは、この経過措置に当たって二十歳で線引きすることはどうかと思うということなんですね。
特に瀧岡さんからも話がありましたが、沖縄の無国籍児の問題、私も調査に参りましたけれども、今もお話を聞きまして大変身につまされる思いを私はしました。
本日は、本案審査のため、参考人として東京大学教授星野英一君、東京家政大学教授金城清子君、国際結婚を考える会会員森木和美君、国際福祉相談所ケースワーカー主任瀧岡直美君、以上四名の方々に御出席いただいております。 参考人各位には、御多用中のところ、本委員会に御出席いただきまして、まことにありがとうございます。
次に、瀧岡参考人にお願いいたします。